イビデングリーンテック株式会社


営業案内【造園】屋上緑化

屋上緑化

施工事例

THE CENTER TOKYO

竣 工 :平成20年3月 施工場所:東京都新宿区
事業主:野村不動産株式会社・三井不動産レジデンシャル株式会社・三菱地所株式会社
発注者:株式会社大林組

作品の概要

ザ・センター東京は、尾張徳川家の上屋敷という歴史をもつ市谷本村町に立地し、周辺には新宿御苑、神宮外苑などの豊かな緑環境が広がる地上38階建て・総戸数426戸、野村不動産・三井不動産レジデンシャル・三菱地所が共同開発した都心立地タワーマンションである。約6,000uの敷地に、住宅棟の他約3,000uを超える緑豊かなオープンスペースを確保し、低層等の屋上はクラブハウス、四季折々の風景と戸外生活が展開する2つのガーデンで構成した。
フォレストガーデン(1,500u)は、地域の人々にも楽しんでいただける緑豊かな緑陰を形成し、屋上からフォレストガーデンに流れ落ちるカスケードは住宅棟のエントランス「カスケードラウンジ」に繋がり、落ち着いた空間を演出している。2階の屋上庭園へは、コージーラウンジ、ライブラリー、ベーカリーカフェ、フィットネスジムなどのある「コンサーバトリ」からアクセスしている。ここは、クラブハウス内のキッズルームやキッチンスタジオ、散策路、キッズガーデン、パーティガーデンなどプライベートなオーバルガーデン(1,340u)である。室内と戸外空間が一体となり、幼児から高齢の皆様が多様なマンションライフが楽しめる豊かなアメニティ空間を構成している。また、外苑東通りに面しては、クスノキを並木状に植栽した緑地を配置、外苑通りの街路樹と一体となって豊かな緑陰の形成を図り、フォレストガ−デンの緑と連携して地域の緑の拠点となるよう計画した。
屋上庭園「オーバルコート」は、子供が雨天でも遊べるキッズルームに近接してキッズガーデンを設けて砂場や芝生広場を配置し、キッチンスタジオに近接して自由にアクセスできる戸外には、屋外シンク、テーブル、かまど等を配置したパーティガーデンを設けている。ここに導入した植物は、計画地近隣の大規模な緑地や公園によく見られる景観木(ヤマモモ、エゴ、ケヤキ、リョウブ、サルスベリなど)を中心の芝生広場近辺に植栽し、季節感を演出する低木類、キッチンガーデンの食材に活用できる樹木やハーブ類などをバランスよく配植し、屋上と意識させない植物の導入を図っている。
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所在地・面積

名称 THE CENTER TOKYO
所在地 東京都新宿区市谷本村町
敷地面積 約 6,051u
建築面積 約 2,899u
屋上面積 約 2,899u
応募作品の面積 約 1,340u
緑化面積 約  630u
完成時期 平成20年3月

主な植栽

・高木 ナツツバキ(H5.5m株立ち、ソヨゴ(H4.5m株立ち)、サルスベリ(H4.0m)、クスノキ(H4.0m)、エゴノキ(H4.5m)、ウメ、モモ、カシワ、シダレザクラ、コブシ、ゲッケイジュ、オリーブ他
・低木 アジサイ、グミ、カルミア、レンギョウ、エリカ、コデマリ、ランタナ、ブッドレア、ヒラドツツジ他
・地被類 アガパンサ、アベリア、イワダレソウ、ギボウシ、ヘメロカリスヤブラン、キチジョウソウ、ハーブ類、コウライ芝他


緑化技術の概要

ザ センター トウキョウ オーバルガーデンにおける技術的な諸元は以下の通りである。

作品面積  1,340u 設計上の荷重条件 300〜800kg/u 階数 2階
実際の荷重 300〜800kg/u
土壌厚 300〜600mm 土壌の種類と名称 人工軽量土壌 土壌の比重 0.7〜0.9
植栽数量 高木:66本、中木:370本、低木:1240株、
地被:4、988株、ハーブ類1、040株、芝150u
潅水方法 ドリップ式自動灌水

ここで導入された技術のうち、特徴的なものとして以下の3点が挙げられる。

(1)住戸・クラブハウス・戸外空間と豊かな住生活の拠点=
   屋上庭園〜クラブハウスと連携した屋上ガーデンライフの提案〜

駐車場の屋上を利用したオーバルガーデンは、300uのクラブハウスと1,340uの庭園、カスケード(壁泉)で構成されるプライベートガーデンであり、住宅、クラブハウス、戸外生活と多様な住活動を支える拠点として計画している。
ここに導入した植物は、庭園の主要な景観木(ヤマモモ、エゴ、ケヤキ、リョウブ、サルスベリなど)を芝生広場やコーナ近辺に植栽し、季節感を演出する低木類、キッチンガーデンの食材に活用できる樹木やハーブ類などをバランスよく配植し、屋上と意識させない植物の導入を図っている。特にハレの活動に密着した樹木(クリスマス、こどもの日など)導入してる。


キッズルーム、キッズガーデン
子供が雨天でも遊べるキッズルーム。暖かい雰囲気のフローリングを敷きつめた空間には、木製テーブル、絵本、おもちゃなどが用意され子供や母親の公園デビューの拠点となる。ここから、大きなガラス窓越しにキッズガーデンが見渡せる。小さな芝生広場に砂場、ベンチ、築山などを配置し、ウメ、モモ、カシワなどの果樹を植栽している。

キッズルームから庭園を望む


キッズルームに近接して植樹されたウラジロモミ(クリスマスツリー)、柏の木。


キッチンスタジオ、パーティガーデン
クラブハウスにはキッズルームと左右対称にガラス張りの「キッチンスタジオがプランされている。数人で囲んで使えるアイランド式キッチンと大勢で食事ができるテーブルも用意されており、大きな窓越しに美しい庭園風景を眺めながらの室内でのパーティも開催できる。ここから直接アクセスできるパーティガーデンは、テーブル、椅子、かまど、屋外シンク、食材のハーブ類などが植栽され、戸外で数家族のパーティに活用されている。

キッチンスタジオから屋外のパーティガーデン




(2)屋上庭園の高木緑化を支える屋上緑化システム

1)高木の根鉢深さを確保するための軽量土壌
樹高4.5mクラスの景観木を植栽するため、限られた荷重制限内で極力土層厚さを確保するため、軽量土壌(比重0.7〜0.9)を図り、60cmの厚さを確保している。

屋上緑化システム 断面図


2)風圧には、外周の植栽と地下支柱で対応

屋上庭園は、2階レベルとはいえ、超高層住宅からの風の吹き降ろしと景観性を考慮して、地下支柱を採用した。外周の防風植栽は、樹高7〜8mのクスノキ、タブノキ、クロガネモチ、ケヤキを混植し、公開空地は、シマトネリコの群植である。


外周の高木植栽

地下支柱

地下支柱の端部は、躯体から伸
びているフックに固定されている。

支柱に根鉢を結束。


(3)屋上庭園の植物メンテナンスの実際

屋上庭園の多様な植物、特性を把握してきめ細かなメンテナンスを実施している。竣工後、初年度の植物管理は、中高木の剪定、低木・地被類の刈込み、除草、施肥、を中心に実施。高木の樹幹保護の幹巻き材の撤去は、1年後に実施している。


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